新しい方はリビングでTV用に。胡座もかけるし背もたれも長い分快適。 調整も無く、ごくオーソドックスな、悪く言えば無骨、よく言えば今流行のイームズ系のものに似ていなくもないというかデザイナーはかなり意識しているのはわかる。
調整は出来ないと言っても、何も調整するまでもなくバッチリ決まるのである。 ランバーサポートの強さ調整はないが、デザインの妙で壷にはまってくれて、長時間のPCも非常に楽になった。もちろん初めて最新式の事務用イスを入れたときは感動したのだが、それ以上で、期待していなかった分、よけいに嬉しい。
今乗っているボルボの240ワゴンは最終型を買って10年目。まだあと10年乗るつもりなくらい気に入り、実際、神戸あたりのまでいくような長距離の配達には、荷台と屋根にタンスを2本積んで、大いに使って元を取っているのだが、こいつのレザーシートが何の変哲もない、今から30年くらい前に従兄弟の家で見たボルボと同じものが付いている。これまた絶品で、カタログに人間工学を解析して作ったと謳ってあり、実際10時間以上連続で乗っていても腰やお尻が痛くならない。
最近、友人の新しめのボルボに乗ったのだが、すぐお尻が痛くなってしまいびっくりした。友人は、サイドインパクトの補強材のためにシートが薄くなったからだとこぼしていたが、技術の進歩とはそんなものなのだろうか。
実際ボルボがフォード傘下になってからは、コスト削減の方がシビアなのだ。 何かの資料で240を一台作る時間で、国産車が4台位作れるというのを見た覚えがある。内装等を接着剤でパンパンパンと貼っていく所を、ビスで一つ一つ付けていく様なノンビリした造り方をしていたのだろう。
造るのは早くても、実際長く乗っている内に接着剤が剥がれてしまうと、二度と直せないわけで、そうなると緩んだビスの増し締めで直る車の方が消費者には助かるわけだ。ただ車も直して長く乗るという考えはボルボも捨ててしまったのだろう。
イスも車もただ新しければ良いというわけでなく、生き残りを掛けてのコストダウンがまず急務で昔のように良いものを作っていれば売れるとい状況ではなくなってしまった。
いつの間にか自分のPCが陳腐に見えてきてしまうということがあるが、実際自分がPCで何をやりたいのかという事が明確にわかってくると、メーカーの思惑に踊らされないで賢明なもの選びが出来てくるわけで、一番大事なのは、モノを見る目、本物を見分ける能力だと思う。
イスも同じモノを3台買って、二つはダイニングで使っている。交互に使えば一生モノだ。特にイスなどは、実際に使ってみないと良さがわからないし、せっかく気に入ったのだし、長く使っていきたいと思っている。
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