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桐タンスカンナがけ

 
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週末、仲間と自転車に乗っていて、月に一回は行くのが「たぬき」というラーメン屋さんだ。 荒川の河川敷に近いから、行きやすい。ちょうど走り終わって体が冷えているときなど、誰からともなく行こうという声が挙がる。
そこは醤油ラーメンがいまどき350円で、それをベースにトッピングするチャーシューやワンタン、シナチクで値段が高くなってくる。去年の夏も、暑いのに良く通った。
下町のせいか、子供連れの奥さん、おばあさんからおじさん、今風の若者まで、客層が万遍なく、狭いせいもあるが殆ど空いているときがない。時間に関わらず、いつもそうだ。ただ、ビールもないし、回転が速いから、行列が出来ることはあまりないのが助かる。
味は、昔ながらの醤油味で、細麺の組み合わせ。何時行ってもゆで加減や味が一定で、季節にあわせて店主が工夫しているのが良くわかる。 魚だしというのは非常にデリケートで、実際、お店によってはかなりばらつきがでるのが普通なのだから、大したものだ。

昔は当たり前だったが、こういう味を出すには丁寧な仕事を必要として、最近はやりのとんこつ系に付きもののいやな臭いが微塵もない、上品な味である。添加剤や化学調味料を使っていないせいか、後味も良くさっぱり味。
桐タンス道具 店は4人掛けが4つしかなくて、相席当たり前なのだが、これがまた美味しさの基本で、客が増えたからといい気になって2階なんか作って、出て来たときにはスープが冷めていたなんていうことは無い。
実際、ここは店主と配膳のおばさんの息が良くあっているし、お客を覚えているから、黙っていてもいつもの奴が目の前に出てくる。ちゃんと店主の動きを見ていて、無駄がないように注文を出してるんだな。安くて早くてうまい、これが正しいラーメン屋さんの基本事項。
だから家のタンスもこうでなくてはといつも想ってる、「安くて早くてうまい」やはり良いところは盗まないと。
今日も、いやー暑くて死にそうだーとこぼしながら店にはいると、90才くらいのおばあさんが、ワンタン麺を頼んでいた。それが来ると、相席のおじさんが間髪を入れずにコショウをぽんと横に置く。この辺の呼吸が下町風で別にわざとらしくない、自然な行為なのである。
そうか、このおばあさんはこんなに過酷な日本の夏を100回近くもやりすごしてるわけだ、いい若い者が、暑くて死ぬー、なんて言ってられません。
暑いのに、汗をかきながら食べるワンタン麺が長生きの秘訣かな?やっぱり、こういう勢いが無くちゃ長生きは出来ない、と妙に納得してしまった。

TVのラーメン特集なんかでも見たことがないし、本当に地域住民にだけ愛されている店なのだろう。おやつ代わりに毎日でも食べられるような、また小さな子供やお年寄りでも安心して食べさせることが出来る、今では本当に少なくなった正統的なラーメン屋さんの話。



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