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 (自転車編)        

周りでエコロジーと騒いだり、元々こういうモノ作りの仕事をしていても長年都会に住ん でいると、諦めというか、こういう物だと妙に納得してしまっていた。
田舎があるし、仕事柄ウィークデーに休んで公共の温泉に行ったり、夏休みには北海道で長期に渡りオートバイでツーリングしたりと自然は満喫できていたから、都会に 戻っても、我慢しつつ時間が出来たら充電に行くというローテーションが出来上がって 、それなりに充実し、ストレスも溜まらなかった。

桐たんす作業1
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それが、友人の影響もあって自転車に興味を持ったのが30歳になってから。小さい頃からバイクや車に憧れていて自転車をすっ飛ばしていた分、はまってしまったというわけです。
二輪でヒラヒラ自由に走れる感覚はバイクに勝とも劣らずで、軽量な分重力の影響も 少なく、8キロ台のロードレーサーはまさに飛ぶように軽く、坂も変速してスイスイ上 れるし、なにより一番なのはエンジンが無いから、自分の力でこがなければいけない分、音がしないと言う のが新鮮だった。                           それからは、あれだけ好きだったバイクがうるさく、排気ガスをま き散らす、野蛮な乗り物に見えてしまった。
北海道の山の中で出会った真っ黒になって自転車で上ってくる若者を馬鹿じゃねーか と思いつつも、凄いなーと少し眩しかった事を思い出した。
自分の力で漕ぐ。全部自己責任の爽やかな乗り物に、一発で参ってしまった。
電車や車には基本的に荷物のように載せられているわけだから、目的地に着くまで、事故 や渋滞で 思うように前に進めなくなると頭にくる。それにひきかえ、自転車は多少道が混んでも 前に進めるわけで、いちいち考える事も無く、ただひたすらペダルを漕ぐだけだからス トレスが堪らない。                    

遅かったり辛かったりは全て自分の体力の無さ、自己責任だから 悩んでもいられないし、実際やってみるとこれが快感で、移動というのはこんなに楽 しいものだったのかと、再認識させられる。                         さすがに、これが徒歩やランニングとな るといっぺんに疲れが出てしまいやる気をなくすが、アップダウンがある分、下りが 楽しく、飴と鞭の割合が調度良い。車で道路標識に後何キロと出ているとウンザリする が、自転車だと後何キロ楽しめると思えてくる。

それからというもの、徐々に仲間も増え、週末ともなれば一日中子供のように自転車に乗っ ている始末で、座業であまり足を使わない自分には膝を痛める心配もなく、自然に心肺能 力や足の筋肉を鍛えられる自転車が、切っても切れないものとなった。

桐たんす作業2

ちょっとした買い物等も車を使わず極力自転車を使うようになり、せっかく車を出して 少し走りだしても、これなら自転車で行けるじゃないかと、わざわざ引き返すように なってしまった。
これだけ貪欲に自転車に乗っていると、今まで見えなかったものが 見えてくるようになってくる。

都会を我が物顔で走る車にむかついてくるのにも、時間はかからなかった。後二桁都内 の車は減らないものか、自転車道をもっと増やせないものか、普通の人が安心して自転車 で移動できるようにして欲しい等。
路肩を走ることで空気の悪さも身を持って体験する羽目になるのだから、なおさらだ。 なんで都電を廃止してしまったのか、あれだけ騒いでいる割に都バスが電気自動車に ならずに排気ガスを振りまいて走っているのはどうしてだろうか。地下鉄が開通する のに何十年もかかるようじゃ始まらない。今すぐ出来ることは無いのか。

図書館へ行っても、エコロジーや環境保護のコーナーが気になってくる。今更騒いだと ころで無理でしょうと、冷ややかに見ていた自分が結構真剣に問題意識を持つように なってしまった。
節操がないと言えばそれまでだが、せっかく気づいた訳なのだから今からでも遅くは ない。 そうやって人の心というのは体験等で劇的に変わってしまうこともあるのだから、一 人一人が それに気づいて真剣に取り組めば、その成果は馬鹿にならないと思う。

HPの構想をあれこれ練っている最中でもあり、ただ単に工場渡して流通経路が単純な分、フルオーダーの桐タンスが安く買えるというだけではアピールしないなぁと考えて いたから、どれだけ桐タンスが今でも価値があるものなのか、片っ端からエコロ ジー、環境問題関連の書籍を読みあさった。
無垢で精度の高い桐タンスは、日本では値段次第で、まだまだ普及していくのではいやもっと普及させなくてはいけないんだと奮起する事になってしまった。
くわしい事はHPの方にも書いてはいるけれど、今まで新築のマンションの内装を全て 新建材等を使わずにやったんだという話をしていたお客のことを思い出した。
直しを3本 やってくれたのだが、娘が同じマンションで、神経質だからそうした、桐タンスは無垢 だから良いんだよと言われた時は、ボーと聞いていたのだが、成る程時代はそういう 方向に進みつつあるんだよなーと妙に納得してしまった。

 



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